GINZA TANAGOKORO
1999年12月に銀座に誕生した「紀州備長炭ショップ 掌(たなごころ)」も、昨年末で10周年を迎えました。 そこで、オーナー夫妻がかねてからご希望されていた、BarとTea Roomをそれぞれ地下と3階に設け、2008年6月にリニューアルオープンすることになりました。
リニューアルコンセプトは「和と環のくらし、はじまる」
銀座紀州備長炭ショップ 掌
備長炭の科学性能を今一度見つめなおし、私たちの暮らしにどのように生かすことができるのか、その可能性をさらに広げるために、ケミレスタウン(R)・プロジェクトに参画していただき、参画企業とともに新たな商品開発を進めています。
TEA ROOM
最高級の中国茶やオリジナルのお菓子などをゆったりと楽しめる贅沢なティールーム。
スカンジナビア家具と環境先進国・北欧をイメージした白木の風合いが美しい、ケミレスを志向した室内環境に努めています。
お茶とおもてなしのプロデュースは、日本に中国茶を広められた邱世賓さんにお願いしました。
席数はわずか10席、お茶の価格は約1500円〜と、若干高めですが、一煎で7-8杯も出る高級茶なので、打合せや大切な人とのゆったりとした時間を過ごしたい向きには、むしろお得な感じがします。
珪藻土と備長炭の掛け合わせで生まれた備長炭エコナフィール
ティールームの壁面を構成するのは備長炭エコナフィール。 珪藻土を主原料とする乾式左官材エコナフィールは、新国立美術館の展示収蔵庫にも使用されるすぐれもの。調湿効果に優れ、ホルムアルデヒドをはじめとした各種揮発性有機化合物の吸着、分解性能を有しています。これに紀州備長炭の粉炭を調合したオリジナルの乾式左官材が備長炭エコナフィールです。粉炭の混入量によってグレーのグラデーションが美しい穏やかな質感となっています。
THE BAR
ホタテの貝殻を焼成したチャフウォールという左官材と備長炭の粉炭を混ぜ合わせた新素材「チャコール・チャフウォール」を使用した内装となっています。
プロデューサーに中村悌二さんをお迎えし、銀座でも唯一無二といえるユニークなバーに仕上がりました。
店内を彩る赤の照明は照明デザイナー藤本晴美さんの設計です。
設計は古くからの友人、ミシマサトルさんが担当しています。
備長炭の電子顕微鏡写真を大きく引き伸ばした壁面は、アングラ劇場一歩手前のユニークな風情。シンプルさを売りとしたこれまでの掌とはイメージを一新し、「お行儀のよい空間」にちょっと飽きた「大人のための遊び心」を具現化。賛否両論はあるのですが、私としては拍手!です。
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